Tangible life

手触り感のある生活に向けての日々の記録

現代西洋医学と代替医療を合わせた「統合医療」の可能性 ~地域医療の現場から~ <地球のしごと大學 講座>

朝霧高原にあるウェルネス施設 富士山静養園へ、一泊二日で行ってきました。

 

chikyunoshigoto.com

 

古民家を改装した温もりあふれる施設。暖炉にヒノキ風呂。

身体の不調チェックシートをふまえたお茶とマクロビを主体とした料理のおもてなし。

 

 

<講義でのキーワードメモ>

・「食医」

紀元前4000年頃の周では「食医」の地位が最も高かったとされる。

「食医」>「疾医」>「瘍医」>「獣医」

 

・「社会的処方箋」

40代で3人の子どもがいる父親が企業からリストラ、必要な処方箋は「うつ病の薬」ではなく「仕事の斡旋」

この診断ができるように「医療モデル」と「社会モデル」を組み合わせた「統合医療」が必要。

 

・「予防医学

一次予防(気づき、健康増進)の重要性が増す。

二次予防(早期発見、早期治療)

三次予防(リハビリ)

 

厚生労働省日本医師会」は東洋医学に対して否定的。

経済産業省総務省は、統合医療に一定の理解。(リラクゼーション業の認定など。)

 

・食には個人差がある。その人にあった食を食べながら感じ取っていくべき。

基本は雑食。生産地や生産方法も異なるなか、変なものをどう食べないようにするか。

 

・顔が見える、性善説がまかり通る関係性、規模感。

大きな組織を変えようとすると難しい。小さなコミュニティであれば出来る。

自治体も学区レベルの規模感がやりやすい。

 

・施設としては効果のエビデンスをうたうのではなく、価値観を変える、行動変容、気付きを与える。ミリューセラピー。場の変化を感じる。

 

・おばんちゃんの知恵袋の持続可能性のために、地域の伝統的なお祭りの重要性。

 

・みんな聞きたい「実際のところどうなの話」。

森林や池も含む20,000坪の敷地を、数千万(億はしない)で購入。

別途、自治体の所有する敷地は、月々◯万円で賃貸している。

 

朝5時前に起床して富士山の日の出を眺める。

能の舞台がある絶景スポット。

その後1時間ちかく朝の散歩。

自然林のなかふかふかの落ち葉のうえを歩く。

湧き水を飲むとミネラルの味。

目を閉じると身体が悦ぶ感じ。

 

書籍『自然欠乏症候群』にかかれていることは至極あたりまえのこと。

エビデンスがどうこうは関係ない。

自然のなかに身を置けば誰しもが実感できる。

実感することが大事。

実感したことない子どもが増えてきてしまうのが危機(蚊に刺されたことのない子どもの話)。

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